視力回復へのヒント
「視力回復へのヒント」では、視力と目にとって、たいせつなポイントを解説しています。「視力回復の研究ノート」の案内板の役割をはたします。
視力は回復するの?
いったん低下した視力は、回復するのでしょうか?
この質問にたいしては、断定的な表現はむずかしいといえます。なぜなら近視といっても、軽いものから強度の近眼まで、さまざまだからです。
仮性近視という状態があります。
これは近視ではなく、その一歩手前の状態。これは目の筋肉がこり固まっているだけです。そのため肩こりをほぐすように、早期に適切な視力回復トレーニングをほどこせば、視力は改善します。
ではそれ以外の「本物の近視」は、視力回復するのでしょうか?
「視力回復の研究ノート」では、視力0.1以上であれば、適切なトレーニングを行なうことによって、ある程度までは回復していくと考えています。
しかし、視力0.1以下の強度の近視になると、トレーニングによって、完全にもとの状態にもどすことは難しいと、一般にはいわれています。「軸性近視」は、眼球が長く変形しており、たんなる筋肉のコリではないからです。
しかし強度の近視であっても、視力回復は不可能ではないと思います。
どんな難病や症状でも、けっして治らないとは断定できません。
最大限に自然治癒力を発揮することによって、現代医学が見放した難病が治癒していった例があるのです。目も同様に考えてみましょう。たとえ眼軸が伸びた強度の近視であっても、治らないとは誰も断定できないのです。
当サイトでは、強度の近視でも治ると主張するベイツ学派による「ベイツメソッド」をご紹介しています。
視力回復の選択肢
視力回復の方法は、トレーニングだけではありません。
トレーニングをしたからといって、すぐに効果があらわれるとは限りません。
なかには、トレーニングの効果を実感できない人もいるでしょう。
そういう場合は、眼科矯正医療の力を借りましょう。
まずは手っ取り早いところで、メガネかコンタクトレンズでしょう。
もうすでに、装用しているかもしれませんね。
ただし不要な場面では、できるだけメガネを外すことをおすすめします。
そのほうが、目にたいする負担が少なくなります。近視の進行をおくらせることができるのです。これは体験から、はっきりといえます。
たとえば、近くを裸眼で見ることができる人は、長い時間、近くを見るときはメガネをはずしましょう。
また支障がないかぎりは、自宅ではメガネを外すことをおすすめします。
メガネなどを使用していても、目のツボ指圧や、かんたんな視力回復トレーニングを併用すれば、視力の低下を止めることが可能です。
そのほか、「視力回復手術」という選択肢もあります。
角膜にエキシマレーザーを照射してけずる、レーシック手術が代表的。
この場合も、かんたんなトレーニングを行なうことで、視力の低下をふせぐことができます。
寝ているあいだに視力回復ができる「オルソケラトロジー」もあります。
この矯正法は、角膜をけずりません。
レーシック手術に抵抗がある人は、こういった選択もいいかもしれません。
視力回復と眼病
視力回復トレーニングと眼病予防
視力回復トレーニングによって、近視の進行をおさえるということは、目の奥行きである「眼軸」を、それ以上伸ばさないということです。
眼軸とは、角膜から網膜の黄斑部(おうはんぶ)までの長さ。
たいていの近視は、この眼軸が長くなっています。そのため網膜が風船のように引き伸ばされ、うすく弱くなっています。
そのため、網膜に亀裂が入ったり穴があく「網膜裂孔」や、網膜がやぶれる「網膜剥離(はくり)」を引きおこしやすくなります。
また強度の近視は、網膜中央の黄斑部(おうはんぶ)が変性する「黄斑変性症」を引き起こしやすいといわれています。
そのほか、眼圧が正常にもかかわらず、視神経が死滅する「正常眼圧緑内障」にも、かかりやすいといわれています。
メガネやコンタクトレンズを装用していても、目のツボ指圧などをつづけていけば、こういった眼病をふせぐことができるのです。
トレーニングとあわせて、果物や野菜から抗酸化物質をとると、なおいいでしょう。目にたくわえられている抗酸化物質は、目の組織が酸化変性しないように、紫外線やストレスなどから、つねに守ってくれています。
活性酸素を除去することによって、眼病を予防できるのです。
視力回復サプリメントというかたちで、ルテインやビタミンC、アントシアニンなどの抗酸化物質をとってもいいでしょう。
定期健診のススメ
1年に最低でも1回は、眼科の定期健診を受けることをおすすめします。
40代に入ると、目の機能の老化がはじまります。近くが見づらくなる「老眼」、水晶体が白くにごる「白内障」と無縁ではなくなるのです。
さらに、視野が欠ける「緑内障」などの、重大な眼病にかかりやすくなります。緑内障患者の約8割が、自分が緑内障であることに気づいていません。
なぜかというと、緑内障は、相当進行するまで自覚症状がないからです。
気づいたときには、もうすでに緑内障の末期状態なわけです。
それは、失明ととなりあわせの状態。緑内障が中途失明率でナンバーワンなのは、こういった理由によるのです。
定期的に眼科の診察を受ければ、緑内障の進行をふせぐことができます。両目なると両眼視機能がはたらき、視野の欠けはわからないものです。
しかし、たまに片目になることで、視野の欠けを発見できます。
そのほか、糖尿病にともなって発症する「糖尿病網膜症(もうまくしょう)」も、自覚症状にとぼしい眼病です。緑内障と同じく、気づいたときには末期状態ということに。そのときは、失明寸前ということが多くなります。
現在、血糖値の高い人や、すでに糖尿病の人は、定期的に内科と眼科の両方を受診することがたいせつです。
血液循環と目
全身の血液循環は、目に影響をあたえます。
心臓から目だけに流れる、専用の血液はありません。全身を流れている血液が、そのまま目のなかにも流れこんできます。
目のなかを流れている血液の質をよくし、「どろどろ血」を「さらさら血」にする。これができれば、目の病気をふせぐことができるはずです。
そのためには、まず全身の血液循環をよくすることがたいせつです。
血液循環をよくするには、血液が「さらさら」であることが、まず第一。
そのうえで、「心肺機能」と、第二の心臓である「足の筋肉」が必要です。
心肺機能が強くなれば、心臓が勢いよく血液を送り出すことができます。
肺が酸素を取り込む量もふえます。
足の筋肉が増えれば、静脈血の心臓への戻りがうながされます。
そのほか「水分補給」や「食べすぎない」など、食事面での工夫も不可欠。
