目の症状
目の症状とは
目の症状とは、眼病とまではいかないまでも、不快な症状をともない、日常生活に支障をきたすものです。
パソコンなどのVDT作業が日常的になってきた現代、よく起きがちな、目がかわく「ドライアイ」や、目の疲れがとれない「眼精疲労」。
加齢とともにあらわれ、近くが見づらくなる「老眼」。
目の前に、虫やごみが浮いているように見える「飛蚊症(ひぶんしょう)」。
こういった症状が進行すると、日常のなかで無視できなくなります。
そのほか目の充血、目が赤い、目の痛み、目がゴロゴロする、なんとなく見づらい、かすみ目など、いろいろな目の症状があります。
ちょっとした目の症状の背後には、眼病がかくれている場合があるため、要注意です。こういった症状がおきたら、放置せずに、すぐに眼科医の診察をうけることがたいせつです。
そのほか、子供に特有の「目の症状」があります。
「斜視」や「弱視」、「心因性視力障害」といったものです。乳幼児は、自分から見づらさを、うったえることはできません。
そのため、周囲の親が早期発見してあげることがたいせつです。
ドライアイ
ドライアイは、いうまでもなく、目がかわいてしまう症状です。
ドライアイは、涙が乾きやすいか、うまく分泌されないわけです。
環境的な要因もあれば、年齢による生理的なものや、自己免疫疾患による場合もあります。
年配のかたは、涙は多いにもかかわらず、うまく排出されないことがあります。また、涙が目の表面にとどまらず、目が「しょぼしょぼ」したりします。
涙は多くても、これもドライアイの仲間です。
老眼
老眼は、40代なかばあたりから、徐々にはじまる目の症状です。
老眼は、だれにでもおきる加齢現象です。
老眼になると、遠近調節をするレンズである「水晶体」が硬化してきます。
そうなると、近くのものにピントを合わせづらくなります。
しかし、なかには老眼鏡がなくても、近くを見ることができる人もいます。
老眼は60才くらいまで、徐々に進行していきます。
老眼は眼精疲労としてもあらわれます。自分に合った、専用の老眼鏡をつくることがたいせつです。
飛蚊症
飛蚊症(ひぶんしょう)とは、目の前に、虫や糸くずが浮いているように見える目の症状です。
ほとんどの飛蚊症は、生理的なものであり、心配はいりません。
生理的な飛蚊症には、先天的なものや、硝子体(しょうしたい)が網膜から離れるときにできるもの、などがあります。
強度の近眼になると、眼球が伸びていくため、硝子体が網膜から引き離されます。そのため、硝子体のなかに、繊維性のあとが残り、飛蚊症となってあらわれることがあります。
飛蚊症は、網膜に穴があく「網膜裂孔」や、「網膜はく離」など、重大な眼病を教えてくれる”シグナル”でもあります。
目に何か変化があったら、眼科医の診察をうけることがたいせつです。
眼精疲労
眼精疲労は、情報化社会の現代において、避けられない症状といえるかもしれません。
パソコンなどのVDT作業、長時間のゲーム、子供の塾通い、などなど。
眼精疲労は、目を休めないまま酷使することで起こります。
そのほか眼精疲労は、メガネやコンタクトレンズの度が合わない場合や、老眼の症状としてもあらわれます。
緑内障などの眼病が原因であることもあります。
眼精疲労は、体の病気や精神的なストレス、環境的な要因でも起こります。
子供と目
「子供と目」を考える場合、もっとも大切なものとして、「斜視」と「弱視」があります。子供の目は3歳あたりまで、感受性がつよくなっています。
そのため、この時期までに、斜視や弱視を早期発見することがたいせつになります。
そのほか、家庭内や学校でのストレスが原因となって、子供の視力が低下することがあります。この場合、目には異常がなく、屈折異常でもないのです。
この原因は、脳にあります。
網膜に映像が届いているにもかかわらず、脳が見ようとしないため、視力が低下するのです。これを「心因性視力障害」といいます。
