レーシックのクリニック選び
レーシックのクリニック選びには、ポイントがあります。
手術は、きちんとしたクリニックで受けることがたいせつです。
- レーシック手術は眼科専門医で
- 最新の機器を導入しているか
- 眼科で聞いたり、サイトを参考にする
レーシックのクリニック選び@ 〜 眼科専門医で
レーシックのクリニック選びで、もっともたいせつな点は、担当の医師が「眼科専門医」であることです。
眼科専門医とは、医学部を卒業後、最低5年間の眼科研修をうけた人。
さらに、日本眼科学会が行なっている試験に、合格しなければなりません。
これらを、すべてクリアできた医師が眼科専門医なのです。
眼科専門医がいるクリニックで、レーシック手術をうければ、不測の事態があっても対応できます。手術後のフォローアップもしてくれるので、安心です。
日本の医療制度では、医師免許さえあれば、専門ではない診療科目の看板でも、かかげることができます。これは日本の医療システムの問題点。
眼科専門医ではなくても、レーシック手術ができてしまうわけです。
かんたんに言えば、目の専門知識がないのに、レーシック手術を行なっている医師が存在しているということです。こういう医師は、不測の事態に対処できません。また手術後のフォローアップも、してくれないものです。
やたら宣伝ばかりしているレーシックのクリニックは、眼科専門医の資格をもっていないことも考えられます。
この場合、美容外科や形成外科の医師が、手術を行なっていたりします。
よく調べてから、レーシック手術をうけることがたいせつです。
レーシックのクリニック選びA 〜 最新の機器を導入しているか
レーシックのクリニック選びでは、手術に使用する機器に、最新のものを導入しているかどうか、という点もポイントです。
レーシック手術は、日進月歩のいきおいで、つねに進化しています。
このため、古い機器を使用しているクリニックでは、レーシック手術の精度が落ちます。起きなくてもよい合併症が、発生する可能性もあります。
どうせ手術をうけるのなら、最新の機器であったほうがいいのは当然のこと。
たとえばフラップの作成に、マイクロケラトームという”ステンレス製の器械”を使用する従来の手術法は、古くなってきています。
これしか行なっていないレーシックのクリニックは、時代おくれといえます。

いまは、フラップの作成をレーザーで行なう「イントラレーシック」が、当たり前。こちらのほうが、手術後の後遺症、合併症が少なくなっています。
夜間視力も飛躍的に向上します。
さらに、イントラレーシックにオプションが加わった「アイレーシック(ilasik)」や「Zレーシック」を行なっていれば、申し分ないでしょう。
そのほか手術前に、目の精密検査をしっかり行なっているかどうかもたいせつです。治療器具の滅菌処理にたいする姿勢も、重要なポイント。
これをクリアできていないと、集団感染して角膜炎を発症しかねません。
さらに、手術経験数が豊富なレーシックのクリニックを、選ぶことがたいせつです。これは、どの医療の分野でもいえることでしょう。
レーシックとクリニック選びB 〜 眼科やサイトを参考にする
レーシックのクリニックをどこにすればいいのか、わからないときは、近くの眼科で聞いてみましょう。あるいは、インターネット上で公開しているレーシックのクリニックを、比較検討してもいいでしょう。
いまは眼科で、専門領域の再分化がすすんでいます。
たとえば、緑内障にくわしい眼科医などです。レーシックでも同様。
医師のあいだでは、つねに情報交換が行なわれています。たいていの眼科医は、きちんとしたレーシックのクリニックを知っているものです。
近くの眼科に行けば、レーシックを受けられるかどうか検査してもらえます。場合によっては角膜の病気や、緑内障、白内障、網膜の病気などが見つかるかもしれません。こうなると、残念ながら手術は受けられません。
そのほかインターネット上には、眼科専門医によるレーシックのクリニックのサイトが公開されています。こういったサイトを見れば、前述したような最新機器を取り入れているかなどが、その場ですぐにわかります。
最終的には、あなた自身が賢明に選択することがたいせつなのです。
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