サングラス

- < サングラスの三つの用途 >
- まぶしさを、やわらげる
- 目に危険な紫外線をカットする
- 目元をかくす
いずれの場合でも、サングラスは、紫外線カット率の高いものを選ぶことがたいせつです。
まぶしさを、やわらげるサングラス
色の濃いサングラスは、可視光線をカットし、まぶしさをやわらげてくれます。

ただし、サングラスの色が濃いと、目に入ってくる光の量が少なくなります。
そうなると、通常よりも瞳孔(どうこう)が大きく開くことに。
瞳孔とは、光をとおす穴。
入ってくる光の量によって、瞳孔の大きさが変化します。
わかりやすく表現すると、色の濃いサングラスをかけると、「暗い場所にいる」と眼が”勘違い”して、気をぬいてしまうのです。
瞳孔が大きく開くと、多くの紫外線が目のなかに入ってくることになります。
そのため、まぶしさをカットする目的で、色の濃いサングラスをかける場合には、注意する必要があります。
必ず、UV(紫外線)カット率の高いものを選ぶことがたいせつです。
紫外線をカットするサングラス
UVカットのあるサングラスは、確実に紫外線をカットしてくれます。
地上にとどく紫外線には、「UV-A」と「UV-B」のふたつがあります。
このふたつの紫外線を、高い割合でカットしてくれるサングラスを選ぶことがたいせつです。
強度の近視の人は、たいていメガネかコンタクトレンズを装用しています。
じつは、メガネやコンタクトレンズには、紫外線をカットする働きがあります。老眼鏡も同様に、紫外線をカット。
視力がわるい人は、かえって紫外線から目が守られているといえます。

目がいい人は、メガネなどをかけていないため、直接、紫外線にさらされています。
そのためレンズである水晶体や、眼底の網膜が、ダメージを負う危険があります。
紫外線を浴びすぎると、水晶体や網膜に活性酸素が発生。
活性酸素による酸化変性は、あらゆる病気の原因といわれています。
目のレンズである水晶体が酸化して、白くにごると「白内障」に。
網膜が酸化して、新陳代謝がとどこおると「黄斑変性症」の危険が。
以上のことから、目のいい人ほど特に意識して、紫外線カット率の高いサングラスをかけるように、心がけたほうがいいでしょう。
目元をかくすサングラス
色の濃いサングラスは、目元を隠してくれます。
目元をサングラスでおおうと、人相がかわります。
そのため、人に知られたくない場合に、色の濃いサングラスがつかわれることがあります。
また、目に麦粒腫(ものもらい)ができたために、まぶたがはれて、人に見られたくないときにも活用できます。
ただし前述したように、サングラスの色が濃いと、それだけよけいな紫外線が目のなかに入ってきてしまいます。
そのため目元をかくす目的で、色の濃いサングラスをかける場合には、UV(紫外線)カット率の高いものを選ぶことが欠かせません。
目に障害のあるかたは、医師とよく相談することがたいせつです。
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