眉毛のツボ〜魚腰(ぎょよう)

魚腰(ぎょよう)のツボとは
魚腰は、3つあるまゆ毛のツボのうちのひとつです。
「眉毛のまん中」あたりにあります。このため、別名を「眉中(びちゅう)」ともいいます。
魚腰は、鏡を見たときに、黒目の真上にあります。
このあたりを指でさぐると、へこんだ部分があるはずです。
魚腰のツボを指圧すると、かなり痛むことがあるかもしれません。
それだけ、この場所は、”神経が表面近くにまで来ている”ということです。
魚腰は、白内障や老眼、乱視によく効きます。
眼筋まひの治療に使われることもあります。
「白内障」は、眼球内部にある透明な水晶体が、白くにごる病気。
「老眼」は、水晶体が硬く変質した状態。「乱視」は、角膜の変形です。
「眼筋まひ」とは、眼球を動かす外眼筋の一部が、動かなくなった状態です。

このように魚腰は、角膜や水晶体、目を取り巻く外眼筋に、ダイナミックに刺激をつたえるツボといえるでしょう。
魚腰のつぼは、まゆ毛のまん中に位置しています。また、すぐ下には眼球が。
そのため、指圧の力が眼球に、じかにつたわっていくのです。
魚腰を指圧すると、脳にまでひびくような感覚があります。
このツボは刺激がつたわりやすいので、強く押しすぎないように気をつけましょう。少しジーンとくる程度にします。強く指圧すると、逆効果になります。
眉毛のツボ、魚腰(ぎょよう)の押し方
魚腰のツボの押し方は、イラストのように両手の親指をつかって、同時に押し上げるようにします。

目の骨の奥のほうに指をつっこんで押そうとすると、うまくいきません。
目の骨のふちは厚みがあり、どこまでも奥へと続いているからです。
また、指をつっこみすぎると、眼球が圧迫されるので危険、という理由もあります。
目の奥に指をつっこまずに、素直に「まゆ毛のまん中を押す」ようにします。
基本は、まゆ毛の真上から「垂直」に押しますが、それでは押しづらいようなら、やや上の方向に押し上げる感じでもよいでしょう。なお、少しうつむき加減になると、まゆ毛にたいして垂直に力をかけられます。
魚腰を指圧するときは、テーブルにひじをついて行なうと、指圧しやすくなります。魚腰のツボは、攅竹(さんちく)のツボのように、人差し指で押すこともできます。眉毛の3つのツボを、人差し指で連続で押していってもよいのです。
ただし、正確な位置がつかめるようになるまでは、魚腰のツボだけは、親指で押したほうがよいでしょう。なお冒頭でも書きましたが、親指で押すときは、”必要以上に強く押しすぎない”ようにします。強烈な痛みが走るほど強く押すと、逆効果になるからです。
◆魚腰(ぎょよう)のツボを押すさいには、下記のページも参考にしてください。非常に重要なことが書いてあります。
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