後頭部のツボ〜風池(ふうち)

風池(ふうち)のツボとは
風池は、後頭部のツボです。
後頭部にある髪の、はえぎわにあります。後頭部中央のへこみと、耳のうしろにある骨の”でっぱり”をむすんだラインの中間あたりに位置しています。
風池は、視力回復や眼病の改善に、効果の高いツボ。
しかし目以外にも、さまざまな効果があります。たとえば、肩こりや頭痛の解消に役立ちます。
そのほか風邪の諸症状、難聴、鼻炎、不眠症、二日酔い、乗り物酔い、高血圧、脳溢血(のういっけつ)などなど。
後頭部のツボということからも想像できるように、すぐ近くに「視覚野」があり、ここを押すと脳も活性化させます。
風池のツボは、頭部のさまざまな症状の改善に、効果が期待できるのです。
後頭部のツボ、風池(ふうち)の押し方

風池のツボは、親指で指圧します。
このとき、ほかの4本の指で、頭をささえるようにします。こうすると安定感がでて、押しやすくなります。
押すときは、頭の皮を利用して、指全体をスライドさせて、軽く振動をあたえるようにします。
このようにすると指を固定させた状態で、後頭部のツボに、断続的に力をつたえることができます。
もちろん、ジワーッと指圧してもよいでしょう。
風池は、後頭部にある大きなツボ。
しかし慣れるまでは、「耳の後ろの骨と、後頭部中央にあるくぼみとの中間」という方法で、探し当てるといいでしょう。
風池のつぼは、骨の奥深くに神経がとおっています。
ふつうに指圧しても、あまり刺激を感じないかもしれません。その場合でも、正しい位置を押していれば問題ありません。
判断のめやすは、押したあとに、「一時的に視力が回復するかどうか」です。
3〜5秒押して、1秒休む。そして、また4秒ほど押す。
これを3〜5セット行なえばよいでしょう。
ただし、ひとつだけ注意点があり、高血圧の場合、風池を強く押しすぎると危険です。その場合は、軽く押すようにしましょう。
◆風池(ふうち)のツボを押すさいには、下記のページも参考にしてください。非常に重要なことが書いてあります。
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